診療科・部門について
整形外科疾患すべてが診療の対象になりますが、特に脊椎疾患、膝関節疾患、股関節疾患、リウマチ、外傷に力をいれています。外傷等の急患に対しては、24時間対応できるように当直、宅直をおいています。
骨折の予防にもなる骨粗しょう症の治療にも力をいれています。骨の強さを測定する最新の骨塩定量装置を整備しています。 外来診療においてはそれぞれの疾患の専門の医師が診療にあたっています。手術適応は術前のカンファレンスで十分検討し、術後は全員で術後カンファレンス、術後回診をおこない合併症等おこらないように気をつけています。
平成28年の手術件数は1062件でした。
脊椎疾患は、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡手術(MED・MEL)、頚椎・胸椎疾患の除圧術や固定術、脊柱変形に対する矯正固定術、圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術(BKP)などを行っています。
膝関節疾患は関節鏡を用いた半月板切除術、縫合術、靱帯再建術や、変形性関節症に対する骨切り術、術後疼痛軽減に配慮した人工膝関節置換術などを行っています。
股関節疾患は変形性股関節症、大腿骨頭壊死症に対する術後脱臼の少ない前方アプローチを用いた人工股関節全置換術、人工骨頭置換術、骨切り術などを行っています。
肩関節疾患は腱板断裂や拘縮肩に対する肩関節鏡を用いた再建術や形成術、変形性肩関節症に対する人工肩関節置換術などを行っています。
関節リウマチの治療は、リウマチ科の専門医と協力して治療に当たっています。
人工関節置換術はすべて無菌手術室でおこなっています。手術に際し多量の出血が予想される場合は自分の血液を貯血して使用する自己血輸血、あるいは術後血液回収装置をもちいています。
当院では、変形性関節症の新しい治療としてPFC-FD療法を令和3年4月から開始します。この治療は、従来のPRP療法と比べると、1回の費用は高くなりますが、より多くの「成長因子」を注入することが可能となり、患者様の状況によっては、効果がより持続すると考えられます。
職名 | 氏名 | 卒業年次 | 資格 (専門医・認定医・指導医等) | 専門分野 |
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副院長(兼)部長 | ありま じゅんいち有馬 準一 | 昭和 61年卒 | 日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定 スポーツ医 身体障害者診断書・意見書作成指定医(肢体不自由) 災害医療コーディネーター 広島県/日赤災害医療コーディネーター 臨床研修指導医 医学博士 | 膝 |
部長 | どい としお土井 俊郎 | 平成 5年卒 | 日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定 脊椎脊髄病医 日整会脊椎内視鏡下手術・技術認定医(2種) 日本脊椎脊髄病学会認定 脊椎脊髄外科指導医 臨床研修指導医 医学博士 | 脊椎 |
リハビリテーション科部長 | たなか たかゆき田中 孝幸 | 平成 6年卒 | 日本整形外科学会専門医 身体障害者診断書・意見書作成指定医(肢体不自由) 臨床研修指導医 | 股関節 外傷 |
救急治療室長 | おかの ひろふみ岡野 博史 | 平成 17年卒 | 日本整形外科学会専門医 日本救急医学会認定 救急科専門医 広島県/日赤災害医療コーディネーター 日本救急医学会認定ICLSインストラクター 臨床研修指導医 | 救急一般 整形外科一般 外傷蘇生 外傷整形外科 戦傷外科 (国際医療救援) |
副部長 | たかの ゆうご髙野 祐護 | 平成 16年卒 | 日本整形外科学会専門医 統括DMAT 日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医 広島県/日赤災害医療コーディネーター | 整形外科一般 |
医師 | ふくとく よしあき福德 款章 | 平成 20年卒 | 日本整形外科学会専門医 日本DMAT隊員 広島県/日赤災害医療コーディネーター 臨床研修指導医 | 整形外科一般 |
医師 | そえじま ゆう副島 悠 | 平成 26年卒 | 日本整形外科学会専門医 | 整形外科一般 |
医師 | たけうち りょうへい竹内 龍平 | 平成 29年卒 | 日本整形外科学会専門医 | 整形外科一般 |
医師 | かとう こうき加藤 孝喜 | 平成 31年卒 | – | 整形外科一般 |
医師 | かきもと けいすけ柿本 恵佑 | 令和 3年卒 | – | 整形外科一般 |
医師 | かわの よしあき河野 克明 | 令和 4年卒 | – | 整形外科一般 |