9■■■■■■■■■ 「せん妄」は一見すると認知症と間違われやすいですが、まったく異なる病気です。 注意深く観察することで「せん妄」を早めに発見し、解決することができます。 せん妄の予防と対策について、一緒に考えていきましょう。○体調がわるい○手術の後○新しい薬が身体にあわないなどの原因で意識が混乱することです“強い寝ぼけ”のような症状です多くの方は、治療により回復します 適切な対応をすることで、せん妄は予防できることがわかってきています。そのためには患者さん、ご家族、担当医や看護師、薬剤師と一緒に協力し合うことが大切です。さいご用意いただけるとよいもの○ふだん使っておられるめがね、補聴器、入れ歯○日時を確認するための時計やカレンダー○ふだんから着慣れている衣類や、身につけている小物○昼間の活動の助けとなるもの(本、新聞、ラジオ、趣味の道具)*けがや事故防止のため、はさみやカッターのような危険物の持ち込みはご遠慮くだ□朝から日光をとり込んで部屋を明るくしましょう□ふだん使っているめがねや補聴器、入れ歯をつけましょう□時計やカレンダーなどを近くに置いて一緒に日時の確認をしましょう□睡眠リズムを整えるために、日中の活動の助けとなるものを活用しましょう□日中はできるだけ座ってすごしたり、散歩をしたり、起きている時間をつくりましょう□痛みや便秘など、気になる症状は早めに医療者へ相談しましょう○高齢の方○認知症あるいは普段から物忘れのある方○視力が低下している方や難聴がある方○脳梗塞や脳出血になったことがある方○お酒の量が多い方○以前、せん妄になったことがある方せん妄とはせん妄を予防するためにできることは?せん妄になりやすい方は
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