Japanese Red Cross Society07国内で発生した災害では、看護師をはじめ多くの医療従事者を派遣しています。2018年7月に発生した西日本豪雨災害や2024年元日に発生した能登半島地震では、DMAT、救護班やこころのケア要員として多くの看護師を派遣しました。1973年から難民救援や紛争・災害による被災者の救援活動に看護師を派遣しています。近年では、2022年12月1日から6カ月、国際救援・開発協力事業により、当院の看護師1名をレバノン共和国へ派遣するなど、医療サービス向上を図るための支援を行っています。患者が自宅に戻られる際に、安心して過ごせる環境を整えるのが訪問看護の使命です。「1日でも早く家に帰りたい」を実現するために、入院中から病棟に伺い、医師、看護師、ケアマネージャーなど多職種と連携します。医療的ケア、療養上のお世話や助言、心のケアやご家族からの相談など、看護の専門職として「安心しておうちで生活できるように」そして「最期まで自分らしく家で過ごしていただけるように」お手伝いします。当院は訪問看護ステーションを併設しており、訪問看護師としてのキャリアを身につけることもできます。当院では救護班6班、災害医療チーム(DMAT※1)2チームを擁し、災害備蓄庫の整備・各種訓練・研修等を実施し、災害時に対応できる体制を整えています。※1.災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略して「DMAT(ディーマット)」といいます。国内救護活動国際救援活動訪問看護ステーションを併設赤十字の災害救護在宅医療を支える訪問看護
元のページ ../index.html#7