認知症ケアチーム構成チーム運営専任医師支援方法の調整専任看護師認知機能検査言語聴覚士退院調整退院支援看護師精神科医社会資源の活用社会福祉士お薬の適正使用ケアの提供運営サポート看護師長薬剤師病棟スタッフ03当院では、2016年より認知症ケアチームの活動を開始いたしました。メンバーは医師や看護師、社会福祉士、言語聴覚士、薬剤師など複数の職種で構成されています。認知症の方や高齢者の患者さんを対象に、入院による認知機能の低下やせん妄※注1を予防し、からだの治療を円滑に受けられるよう支援しています。※注1せん妄とは、脱水や感染、手術や薬物など、からだに何らかの負担がかかったときに生ずる脳の機能の乱れです。患者さんやご家族にかかわる地域の医療福祉職の方々とも連携しながら、安心して療養生活を送っていただけるよう努めてまいります。認知症の患者さんの入院生活や治療での「困りごと」をチームで考え、解決への支援を行います。 以下のような支援を行っています患者さん●入院前の生活に近い環境の調整骨折や肺炎などで急に入院となった患者さんは、慣れない環境で普段できていたことができず不安になり、混乱することも少なくありません。そこで患者さんやご家族などから、普段の生活リズムや、身の回りのことがどれぐらいでき、どのようなことがお好きかなどをお聞きし、もとの生活機能を保つ工夫を提案しています。●せん妄の予防高齢の方は入院をきっかけにせん妄が生じやすいため、からだの不快感を和らげたり、夜眠れるような環境を整えたりしています。また、普段使っておられる時計やカレンダーをはじめ、昼間の活動の助けとなるラジオや新聞・趣味の道具をご用意いただくこともあります。チーム医療の紹介●患者さんにかかわる医療者の支援患者さんの苦痛やつらさを理解し安全で安心できる療養環境やケアについて、病棟看護師や担当医と一緒に考えています。今月のトピックス認知症ケアチーム
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