●表紙の写真(左から)中央棟7階看護師/松谷 美希リウマチ科部長/澤部 哉中央棟7階薬剤師/浅野 真弥医師事務作業補助者/田島 里佳※メトトレキサートは関節の痛みや腫れを和らげる内服薬で、関節リウマチの治療に最も多く使用されます。また、生物学的製剤は関節リウマチの病態を悪化させている物質をブロックする注射薬で、JAK阻害剤は、JAKという酵素を阻害することで症状を改善する内服薬です。新薬の登場により、関節リウマチは「治らず関節の変形が進んで将来的には寝たきりになる病気」から「早期に診断して適切な治療を行えば普通の暮らしができる病気」へと根本的に変わりました。当科ではガイドラインに基づいた治療を心がけており、まずはメトトレキサート※等で治療を行い、効果が不十分な場合には生物学的製剤※やJAK阻害剤※等を用いたより強力な治療を行います。リウマチ科では、関節リウマチのほか、全身性エリテマトーデス、リウマチ性多発筋痛症、血管炎症候群等の診療を行っています。これらの病気では関節や筋肉の痛みが主な症状になりますが、それ以外にも多くの臓器に病変が見られることがあります。当科では総合病院である利点を活かし、病変を生じた臓器の専門医と院内で連携し、様々な視点から検討した医療を行える体制をとっています。リウマチ・膠原病は慢性の疾患ですので、診断された後も病気と長く付き合っていかなくてはなりません。また、生物学的製剤やJAK阻害薬は有効性が高いものの、高価であるため経済的な負担が大きく、医療費の負担を軽くする公的な制度を活用する必要があります。当科では、このような医学的・心理的・経済的な課題についても、院内の多職種の専門スタッフと協力しながらサポートできるよう心がけています。02Point_1Point_2Point_3日本赤十字マスコットキャラクター最新かつ最適な関節リウマチの治療院内での連携による適切な診療全人的な患者さんのサポート先生のこともっと教えて!趣味は何ですか?学生時代は野球をしていましたが、最近はたまにバッティングセンターに行く程度です。今年の夏は久しぶりに高校野球をじっくり観たのですが、球児たちのひたむきなプレイに心を動かされました。来年は現地で観戦できればと願っています。 Q.
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