日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

各コースのご紹介

人間ドックをお考えのかたへ

各コースのご紹介

人間ドックでは、自覚症状のない、自分では気づいていない段階の疾患について正しく知るために、健診を行っています。疾患の早期発見、早期治療を行うだけでなく、さらに、疾患の一次予防(疾患の発症予防)を行うために、受診者の健康増進への手助けを行う場が人間ドックです。

日本人の死因の中でも3 分の1を占める悪性疾患はいうまでもありませんが、脳卒中や虚血性心疾患といった動脈硬化性疾患もこれに匹敵し、全死因の3 分の1を占めています。これら動脈硬化性疾患は働き盛りの人を突然襲うという点で、家族にとっても社会にとっても損失の大きい重大な問題です。この発症を予測し、予防するために、危険因子となる高血圧、高脂血症、糖尿病などといった生活習慣病や、軽症でもこれらを重複するメタボリックシンドロームなどを正しく診断することがとても重要となってきます。

このように、疾患を早期発見して適切な治療を行うだけでなく、生活習慣を改善することで未然に防ぐことができれば、医療経済の健全化や質の高い高齢化社会を築くことにも繋がってくると考えられます。受診者の皆様自身が健康管理に努め、自信を持ってなおかつ安心して毎日を過ごすことができるよう、ともに考える場でありたいと思います。

各コースのご紹介

一日ドック

人間ドックの標準コースです。日本病院会の一日ドック健診内容を基準とし、更にB 型・C型肝炎ウイルス等を含めた肝臓機能検査や各種血液検査項目も追加してより質の高い健診に努めています。基準に沿ってメタボリックシンドロームの判定を行い、対象者には個別指導を強化しています。全員の方に医師による総合判定、保健師及び看護師の生活指導を実施し、健康増進のサポートをしています。

二日ドック

より詳しい健診が可能です。日本病院会の二日ドック健診の内容を基準に、各種腫瘍マーカー検査や各種血液検査項目、また動脈硬化の程度をみる血圧脈波検査を追加して更に充実させています。2日間の健診ですので、一日ドックでは困難な大腸内視鏡検査や心臓ドック、睡眠時無呼吸検査もオプション検査で受けることができます。1日目の夕方には健康に関する講義等もあります。ゆっくりと時間をかけ、詳しい検査をしたいという方、多忙で健康に不安のある方に特にお勧めします。少人数制できめ細やかなサービスを提供します。

オプション検査

人間ドックの標準コースを更に充実させるために、多数のオプション検査を準備しています。1ヶ月前にご送付する資料に案内を同封しますので、ご自分の体調や生活スタ イルを考慮して選択してください。検査項目によっては人数制限がありますので、事前にご連絡をお願いします。

脳ドック

脳卒中は、日本人の三大死因の一つです。血管の老化は、脳血管の異常を引き起こし、突然脳卒中で倒れてしまうことになります。脳動脈瘤破裂によるクモ膜下出血で致命的となる場合もありますし、脳腫瘍も怖い病気のひとつです。
脳ドックはMRI(磁気共鳴画像)やMRA(磁気共鳴血管造影)及び頚動脈超音波検査を実施しています。脳の構造や脳血管の形を把握すると共に、現在の脳の状態を調べて「これからどうすることが大切か」を一緒に考えます。高血圧・糖尿病・肥満等のある方、親族に脳血管障害の病気をしている人がいる方には、特にお勧めします。
なお、平成28年度からMRI撮影機器が更新され、3テスラの最新鋭機器が導入され、より精度の高い検査が可能となりました。

検査内容

採血
採血
眼底カメラ
眼底カメラ
聴力検査
聴力検査
腹部超音波検査
腹部超音波検査
胸部X線撮影
胸部X線撮影
肺機能検査
肺機能検査
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