日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2025.03.17

研修

栄養サポートチーム研修会を開催しました

令和7年3月3日(月)、地域医療連携に関する栄養サポートチーム研修会を下記のテーマで開催しました。現地及びWEB にて当院や地域の医療機関の医師・コメディカルの方々、あわせて約77名にご参加いただき、充実した研修会になりました。
<講演内容>
演題①:当院における歯科・リハ・栄養
 演者:広島赤十字・原爆病院 歯科衛生士 森田 紀子先生
 演者:広島赤十字・原爆病院 言語聴覚士 堀 重樹先生
 演者:広島赤十字・原爆病院 管理栄養士 山根 那由可先生
演題②:在宅栄養管理の現状~病診連携の重要性~
 演者:つばさクリニック岡山 管理栄養士 梅木 麻由美先生

演題①では、当院におけるチーム医療についてのお話でした。各職種の立場から口腔ケアやリハビリ、栄養管理における連携の重要性について説明していただき、改めて多職種で関わることが患者さんにとって有益であることを実感しました。
続いて、演題②は梅木先生に在宅訪問管理栄養士の役割や地域連携の重要性及び課題について、症例や体験談を交えながら分かりやすくご講演いただきました。

「在宅での自立と支援」「終末期を迎える方との関わり」について専門的な観点からお話いただき、退院後も患者さんが安心して過ごしていけるように転院先も含め、正しい情報を提供することの重要性を学ぶことができました。
梅木先生が仰っていた、「栄養指導は患者さんや家族さんの想いをくみ取って食べる楽しみを増やし笑顔を提供すること、時には食べることを無理せず安心を提供すること」という言葉が印象的でした。今回の研修会を通して医師・看護師・言語聴覚士・管理栄養士など、さまざまな立場の方が患者さんをどうサポートしていくか考えるよいきっかけになったのではないかと思います。
今後も患者さんに寄り添い、最期まで口から食べていただくことのお手伝いをしていきたいと思います。

研修の様子
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