日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2024.09.26

研修

「グローバルヘルスⅠ」研修を開催しました

令和6年9月3日、看護部で今年度入職した新人看護師を対象に「グローバルヘルスⅠ」研修を実施し、38名が受講しました。赤十字の国際性に鑑み、赤十字医療施設では看護実践能力向上のために「グローバルヘルス」研修を行っています。

「グローバルヘルス」とは、世界中の人々が平等に健康でいられるよう、いろいろな健康問題を地球規模、国境を越えて解決していくことです。コロナをはじめとした感染症対策として「ワンヘルス」の考え方、気候変動や紛争などが健康に及ぼす影響、多文化理解と健康、広島県・広島市の在留・訪日外国人や当院の外国人の受診状況などについて講義を行いました。
グループワークでは事例をもとに、受診する外国人にどのような問題があるか、どのような支援ができるかを話し合いました。言葉の問題や文化の違い、「わからない」と言えない心理があるのではないか、という意見がでました。これらに対する支援として通訳やポケトーク、イラストなどでコミュニケーションを図る、「分からないことがあれば分からないと言って良いですよ」という声かけをするなど心理面も含めた活発な意見交換ができました。

グローバル化が加速するなか、これからも私たち看護職に求められる役割を果たしていきたいと思います。

グローバルヘルス研修Ⅰ
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