日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

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2024.08.05

研修

がん診療に関わる地域医療連携研修会(呼吸器オープンカンファレンス)を開催しました

令和6年7月25日(木)にがん診療に関わる地域連携研修会(呼吸器オープンカンファレンス)を開催しました。当院東棟9階講堂での聴講、およびZOOMによるオンライン聴講でのハイブリッド形式で開催し、院外参加者32名、院内参加者49名の計81名という大変多くの方にご参加いただくことができました。 

今回の研修会は、「見えないメスでがんと戦う」と題し、広島市立広島市民病院 放射線治療科 主任部長 松浦 寛司 先生を講師として開催いたしました。松浦先生は放射線治療に関するコラムを20回にわたり中国新聞に掲載されるなど、患者さんへの情報発信にも尽力されています。
当日は、手術のできないがん患者さんの治癒が目指せる“放射線治療”について、具体的な症例や、広島市民病院における治療方針決定の流れなどを通してわかりやすくご講演いただきました。

参加者からは、「理解するのが難しい放射線の領域を、わかりやすくかつ面白く講演していただけた」「機械の性能だけでなく医師の腕が重要であると感じた」「患者さんの“がん”を治すのではなく、“がんに罹った”患者さん“を治すというスタンスに感銘を受けた」などの感想をいただきました。

今後もこのような研修会を通して、地域における医療の向上と、地域連携を深めていきたいと思っています。

がん診療に関わる地域連携研修会(呼吸器オープンカンファレンス)の様子
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