日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2024.07.04

研修

救護班要員研修を実施しました

令和6年6月28日看護部で救護班要員を対象に「救護班要員研修」を実施しました。
今年度から救護班要員となった看護師は「救護員行動指針」をはじめとした基礎知識を学び、「災害診療記録」の講義では事例をもとに記録演習を行いました。自己装備品も持参し、災害の種類や季節を考慮した必要な物品について考えました。
災害看護専門看護師による講義「救護活動における倫理」ではグループワークを行い、黒タッグのご遺族への対応、物資配分の不平等など多くの倫理的課題についての意見が出ました。感染看護認定看護師からは「災害救護活動における感染対策」の講義を受けました。
演習では震度7の地震発災での派遣を想定し、必要な医療資機材と避難所のレイアウトについてグループワークを行いました。学校体育館に避難している高齢者、咳や発疹のある方、妊婦、外国人、ペット連れ、LGBTQなど様々な被災者の動線、感染対策や被災者特性を考慮した活発な意見交換のもとレイアウトを考え、グループごとに発表しました。最後に能登半島地震でのこころのケアの活動報告を聞きました。

地震、そして地球温暖化により豪雨災害が増えています。これからも救護班要員として派遣に備え、災害救護活動について学びを深めていきたいと思います。

                                看護部 継続教育運営委員会

救護班要員研修の様子
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