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2022.11.07

その他

日本臨床衛生検査技師会 中四国支部医学検査学会が開催されました

令和4年10月22・23日に広島国際会議場で、第55回 日本臨床衛生検査技師会 中四国支部医学検査学会が開催されました。9年ぶりに広島県が担当した今学会は、当院検査部技師長が学会長を務めました。

この学会は臨床検査学について研究、討論することを主な目的とし、中四国支部は9県の臨床検査技師会員約7,500人の協力のもと開催、運営しています。コロナ禍のため現地開催は3年ぶりとなり、中四国各県から1,000人を超える参加をいただきました。

97 題のエントリーがあった一般演題では、発表者・聴講者ともに久しぶりの緊張感、臨場感を感じ取れたようです。教育講演では広島大学理事・副学長である田中純子先生に「新型コロナウイルス感染症~抗体検査からみたパンデミック」と題して、国内でも稀にみる疫学調査結果の中から、いくつかの話題を取り上げてご講演いただきました。

教育講演の様子

特別企画では「みんなで考える症例検討会」として、シミュレーションを交え当院の臨床医とともに検査データを読み解き、ポイントを押さえながら患者の状態を考えるカンファレンスを行いました。その他、12のテーマで趣向を凝らしたシンポジウム、加えてこれからの臨床検査技師を育てるための学生フォーラムを実施しました。

メイン会場やランチョンセミナーの様子

また広島県臨床検査技師会 70 周年記念企画として、元広島東洋カープのレジェンド黒田博樹さんをお招きしてトークショーを開催しました。会場からの質問コーナーでは、市民の方々も含め一体となって盛り上がりました。
我々臨床検査技師は検査全般の専門家として安心、安全な医療につなげる仕事を行っています。今後ともご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

検査部技師長 米田 登志男

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