2022.10.12
その他
HICARE(放射線被曝者医療国際協力推進協議会)研修生を受け入れました
令和4年10月5日(水)13:00~15:00の日程で、ロサンゼルス医師会からのHICARE研修生を当院にて受け入れました。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、令和元年の研修生受け入れを最後にHICAREの受け入れ事業は休止されていましたが、今年度からの事業再開を受け、当院も研修受け入れを再開しました。
今回はロサンゼルス医師会から、リッジクレストリージョナル病院の医師デバンシュ・アコー先生が来院されました。
当院のメモリアルパークで、爆風でゆがんだ鉄製の窓枠や窓ガラスの破片が突き刺さった痕が残る壁、慰霊碑等をご覧いただいた後、藤田副院長から、昭和20年8月6日広島で何が起こったのか、また当時当院がどのような状況に直面したか、放射線被ばくによる後障害や悪性腫瘍の発生状況についてお話しいただきました。デバンシュ先生は熱心に説明を聞き、質問されていました。
今後は、韓国やブラジルからHICAREの研修生として広島に来られる医療関係者の研修を受け入れる予定です。
※HICARE(放射線被曝者医療国際協力推進協議会)とは
HICAREはチョルノービリ原子力発電所事故の被害実態が明らかになったことを契機に、平成3年に広島県内の被爆者医療・研究機関と県・市が共同で設立、世界の被ばく者医療へ貢献することを目的とし活動しています。
詳しくはHICAREのHP(http://www.hicare.jp/)をご参照ください。