日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2022.04.28

その他

特定行為に係る看護師の研修制度を修了しました。

私はこのたび「創傷管理関連」の特定行為研修を修了し、2年前には「呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連」の特定行為研修を修了しました。2015年10月より「特定行為に係る看護師の研修制度」が創設され、この研修を修了した看護師には、今まで医師にしかできなかった行為の実施が認められることとなりました。

この2項目の特定行為研修を受講したきっかけは、褥瘡や慢性創傷をもつ患者さんや、気管カニューレが挿入されている患者さんの傍らで看護実践を行いながら、「もっとタイムリーに処置やケアを行うことができたなら、患者さんが処置を待っている時間の苦痛の軽減はもちろん、処置を行う医師や介助に付く看護師の負担軽減につながる」と思ったからでした。

特定行為研修は、共通科目で臨床推論や臨床病態生理学等を学びます。今後はこのような医学的知識をふまえて、患者さんの状態に合わせて必要で適切な看護実践を行い、更に予測されるリスクに対応しながら、より満足度の高い看護を提供していきます。

中央棟5階 看護師 山本 三由紀

このページのトップへ