日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

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2025.04.14

その他

がんサロンを開催しました

3月19日(水)がんサロンを開催しました。
がん治療中のお食事〜たんぱく質を摂る工夫〜というテーマで栄養士からお話しました。

がんの治療中は、体調に合わせて栄養バランスのよい食事を摂ることが大切です。栄養素には、体を動かすためのエネルギーになる炭水化物や体を作るもとになるたんぱく質などがあり、どちらが不足しても体重減少につながります。
なかでも、「たんぱく質を摂ることが大切」と言われています。たんぱく質は、肉や魚、卵、大豆製品、乳製品に多く含まれているので、納豆と牛乳、豆腐の味噌汁などのように2〜3品を組み合わせながら、一回の食事で15〜20g程度を摂ることが推奨されています。また、肉や魚は片手の手のひら程度の大きさが摂取の目安になります。卵サンド、フレンチトースト、アイスクリームやプリンなどは、食欲が低下している時でも食べやすいたんぱく質を含む食品です。他にも、市販の栄養補助食品などをうまく活用してみるのも良いです。

そして、治療中には、口内炎など口の中のトラブルを抱えることもあります。野菜の繊維を断ち切るように切ったり、肉や野菜はしっかり火を通してやわらかく煮ると、口腔粘膜への刺激が軽減できます。
参加者からは、「困っているときにいろいろなアドバイスをもらって安心できた」「知らないことを教えてもらって大変役に立った」という声が聞かれました。

次回のがんサロンは、4月15日に悪性リンパ腫のおしゃべり会があります。

がんサロンの様子
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