2024.12.27
その他
外来での看護 ~「つなぐ」ことを大切に~
少子高齢化、社会情勢等の変化に伴い、入院日数は短縮しています。外来には在宅・地域で生活しながら治療や介護を受ける多くの患者さんがいらっしゃいます。私たち外来看護師は各診療科や中央処置室で診察・検査介助、処置、注射や点滴、自己注射などの指導を行いながら、限られた短い時間の関わりの中で「在宅療養支援」や「療養上の意思決定支援」などの役割を担い、生活の場での療養を支えています。
気がかりな患者さんについて「在宅での困りごとはないのだろうか」「療養環境はどうだろうか」などカンファレンスで情報共有を行い、受診時には継続支援や地域へとつないでいきます。
また、外来・病棟間でも看護をつないでいます。退院後外来での継続支援が必要な患者さんについては病棟看護師から連絡があります。先日も連絡のあった患者さんについての意思決定支援について倫理カンファレンスを行いました。医師の治療方針、今後予測される状態、治療、手術についての患者さんの意向や思い、家族をはじめ患者さんを支える人たちの思いはどうなのか、そして私たち看護師の思いについて検討し、患者さんにとっての最善の意思決定支援のために今後必要な関わりについて話し合いました。
そして、もう一つ働き方として「つなぐ」を大切にしています。育児短時間勤務、パートなど勤務形態も多様です。看護師同士も勤務時間をつなぎ、助け合いながら働いています。様々な「つなぐ」を大切に外来看護師一丸となって頑張っています。