日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

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2024.12.10

その他

がんサロンを開催しました

令和6年11月20日(水)がんサロンを開催しました。今回は、「自分らしく過ごすために~もしばなゲームでACPを考えよう~」というテーマで当院のがん看護専門看護師からお話しました。

ACPとは、アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)の略で、厚生労働省は11月30日を「人生会議」の日として「いい看取り、看取られ」について家族や医療者と人生の最終段階における医療・ケアについて考える日としています。
いつでも誰にでも命に係わる大きな病気や怪我をする可能性はあり、そのような状況では約70%の人が自分の希望を伝えたり決めることが難しくなると言われています。日頃から価値観や気持ちを話し合っておくことで、家族など皆さんの信頼できる人たちが「あなたなら、たぶんこう考えるだろう」と気持ちを想像しながら医療・ケアチームと話し合うことができます。

今回は「もしばなゲーム」というカードゲームを使って、皆で人生の最終段階における医療やケアについて考えました。カードには「家族の負担にならない」「機器につながれていない」などの言葉が書かれています。そして、なぜそのカードが大切なのか、日頃の生活や家族のことなどを思い返して共有しました。
参加者からは、「ユーモアも交えて楽しく考えることができた」「アットホームな雰囲気で安心してみんなと話せた」などの声が聞かれました。

皆さんもぜひ、家族や友人医療者等と話してみませんか?

次回のがんサロンは、12月18日(水)「感染症に負けないからだの作り方 感染症から身を守るための基礎知識」というテーマで開催予定です。ぜひご参加ください。

がんサロンの様子
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