日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2024.10.23

その他

放射線科診察・治療室より 心臓カテーテル検査・治療-術前訪問の取り組みー

私たち放射線科看護師は、医師、放射線技師、臨床工学技士、事務員と協働しながら患者さんに画像診断検査や治療を安全に安心して受けていただけるようサポートする役割を担っています。

今回は、その取り組みの一つである術前訪問についてご紹介します。
現在、放射線科では心臓のカテーテル検査や治療を受ける前に、患者さんの病室に伺う術前訪問を行っています。心臓の検査や治療を受ける患者さんの多くは複数の既往症を抱えています。高齢の方も多く、難聴や視力低下によってコミュニケーションや状況把握が難しい方や同じ姿勢を保つことが難しい方も多くいらっしゃいます。
こうした背景を踏まえ、看護師は術前の情報収集や患者さんとのコミュニケーションをとり、患者さんが安全に安心して検査・治療を受けられるようサポートすることが重要な役割の一つです。
術前訪問は、カルテでは伝わりにくい表情や状態を知ることができます。その不安や緊張を和らげながら、得た情報を検査・治療中のケアにも役立てることができます。
また、検査・治療を行うアンギオ室では大きな機械や、プロテクターや術衣を着たスタッフが大勢でお迎えします。こうした特殊な環境の中でも少しでも安心して検査・治療を受けていただけるように、笑顔でお迎えするよう心がけています。

これからも、術前訪問を通してより安全で質の高い看護ケアを提供できるよう、努力していきたいと思います。

術前訪問の様子(血管や皮膚の状態を観察)  ・   放射線科のチームミーティングの様子   ・    入室時の様子
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