日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

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2024.10.22

その他

がんサロンを開催しました

令和6年10月16日(水)がんサロンを開催しました。今回のテーマは「体力に必要なリハビリ」と題し、当院の作業療法士からお話しました。
がんになると、がんそのものによる痛みや、だるさなどによって今まで通り動けなくなったり、手術や薬物療法、放射線治療などの治療によって身体機能が落ちたり、損なわれたりすることがあります。生活の質を維持するために欠かせないのが運動です。今回は効果的とされる運動を紹介しました。

1. 有酸素運動
  「おしゃべりをしながらできる」程度の運動が望まれます。目安は1日約20~30分程度、週5~6日。
2. 筋力トレーニング
   スクワットやかかと上げ、腕立て伏せ等が挙げられます。スクワットの方法として、肩幅程度に足を広げ、
   膝を曲げる深さによって負荷量を調節することがポイントです。1回に10回ずつ2セット行うことが推奨されます。
3. バランストレーニング
   片足でバランスをとる練習や片足を前後左右に挙げる運動などが推奨されます。太極拳がバランスを改善するのに
   効果がある報告もあるそうです。

がんサロンでは実際に上記の運動を皆で行ったり、一人一人の筋力を図ったり、自身の身体機能の状況を確認できました。参加者からは「丁寧に優しく教えていただき大変よく理解ができた」「希望していた体操だった。有意義だった」などの声が聞かれました。ほどよい汗をかきながら、楽しく運動ができました。最後に「継続は力なり」と継続することの大切さを伝えました。

次回のがんサロンは、11月20日(水)「自分らしく過ごすために ~もしばなゲームでACPを考えよう」というテーマで開催予定です。ぜひご参加ください。

がんサロンの様子                             スクワットの様子
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