日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

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2024.08.05

その他

がんサロンを開催しました

令和6年7月18日(木)に当院乳腺外科の的野医師より、「医師からのお話(乳がんについて)」というテーマでがんサロンを開催しました。対面だけでなく、WEBからの参加もありました。

乳がんの治療の特徴は、ステージ(がんの進行の程度を知るための指標)と、サブタイプによって、治療が決定されることです。さらに、年齢や家族歴、遺伝子検査なども考慮され、治療法が複雑です。
サブタイプとは、ホルモン受容体、HER2(はーつー)のことを指します。これらを調べることによって、サブタイプ別の効果的な薬物が分かり、自身にあった治療法が見つかります。
とはいっても患者さんお一人おひとりにおかれている状況は異なりますので、患者さん自身がどんな治療を受けたいと思っているのか、どんな生活を送りたいと思っているのかなど医師をはじめとする医療者にお話しされることがとても大切です。納得のいく治療を受けるためにもぜひ医療者とお話をされることをお勧めします。

また、早期にがんを発見することも大切ですので、セルフチェックのご紹介をいたします。
① 鏡の前に立ち、頭の後ろで手を組み、色や形をみる。
② 片手を頭の上に乗せ、反対の手の指先で乳房を軽くなでるように“しこり”の有無を調べる。しこりは硬いものでは、ペットボトルの蓋のようものもある。
③ 指で乳頭の根元を軽くつまんで、分泌物が出ないか調べる。
ぜひ、チェックしてみてください。

参加者からは「わかりやすかった」「アットホームな雰囲気の中で話が聞けたのでよかった」などの声が聞かれました。

次回は、8月21日(水)「心のケア」のテーマで開催予定です。

がんサロンの様子
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