日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2022.05.26

寄付・寄贈

ANAグループより「しあわせの花すずらん」と「しおり」をご寄贈いただきました。

5月25日(水)、ANAグループ(全日本空輸株式会社)様より、北海道で栽培されたしあわせの花すずらんとオリジナルのしおりをご寄贈いただきました。

この催しは、昭和31年からANAグループの社会貢献活動として実施されており、今年で67回目を迎えます。
残念ながら、今年度も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ANAグループの客室乗務員さんから直接患者さんへすずらんの花やしおりをお渡しする「しあわせの花すずらん贈呈式」を開催することはできませんでしたが、爽やかなすずらんのかおりを当院へ運んでいただきました。
 
また同日、全日空広島支店の職員の方々が、昭和41年2月4日に発生した全日空羽田沖墜落事故で殉職された客室乗務員天野美紀枝さんの石碑にお参りをされました。
天野さんは事故の前年に当院をすずらん贈呈式で慰問に訪れ、入院患者さんにすずらんの切花を手渡されていました。当院に入院されていた患者さんが、航空機事故の被害者名簿に天野さんの名前を見つけ、生前の天野さんを偲び、患者同士の呼びかけによる募金により、石碑が建てられました。
この石碑は、現在、病院の隣接地のメモリアルパークに設置され、全日空の職員の方々が、すずらん贈呈式と合わせて毎年、慰霊に来られています。

ご寄贈いただいたすずらんの花としおりはロビーにも飾らせていただいております。心のこもった贈り物をありがとうございました。

寄贈いただいたすずらんとしおり
天野美紀枝さんの石碑
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