2019.03.06
職員コラム
新しい薬ができるまで
今回の職員コラムは、薬剤部 治験事務局です。
新しい薬が病院で広く使えるようになるためには、その効果や安全性を確認して、厚生労働省から承認される必要があります。
薬の開発には多くの過程があり、人を対象として効果や安全性を調べる試験のことを「臨床試験」といいます。その中でも厚生労働省から医薬品として承認を受けるために行う臨床試験のことを「治験」といいます。
薬として有効性・安全性・品質が証明された後、製薬会社は厚生労働省に対して承認を得るために申請を行います。
審査を経て承認されると、医薬品として製造・販売することができます。
全てのプロセスを経て、私たちが新薬を使用できるようになるまでには、10~18年という長い開発期間と200~300億円もの費用がかかると言われています。