2019.11.13
職員コラム
その人らしい透析治療提供を目指して
今回の職員コラムは透析センターです。
透析センターは、血液透析、腹膜透析の「安全で安心な透析治療・看護の提供」を目指しています。昨年からフットケア外来も加わり「足と命を守る」ことも行っています。
「安全で安心」とは、透析を受けられる方が、その人らしく生活できる治療を提供するという意味を込めています。透析を受けるとその1日が辛くて何もできないということがないように、その方にとってより良い透析を提供することを目指しています。
透析には様々なイメージがあると思いますが、透析を取り入れた生活のペースを掴むと、仕事や趣味など自分の時間を確保し有効活用する方が多くおられます。一例を挙げますと、透析歴14年目の方は、先月ご夫婦で旅行に行かれました。土曜日に透析を5時間受けられた後、16時過ぎに新幹線で京都・金沢を乗り継いで富山で一泊されました。日曜日に目的地であった立山に向かい、ダムの放流や虹の景色を楽しまれたそうです。翌月曜日に長野へ向かい、お城や上高地など広範囲にわたり旅をされて帰られました。そのことを火曜日の朝、透析に来られた際、笑顔で話をしてくださいました。
患者さんが透析治療を続けながら、自分の生活・人生を過ごすことができるように、看護師・医師、臨床工学士、管理栄養士や、病棟・外来部門、地域の透析施設などと連携をとり、多くのスタッフでサポート体制を整えています。