日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院

病院公式ブログ

2024.01.11

職員コラム

被ばく線量管理システムが導入されました

わが国では、医療被ばくの中でC T検査の被ばくが多くを占めている現状があります。
2020年4月に医療法の改正が施行され、放射線診療を受ける者の被ばく線量の管理及び記録が義務付けられました。
線量管理については、医療被ばく線量に対して目的や画質などとのバランスを考慮した上で、関連学会の定める指針に基づいて放射線機器の線量を評価し最適化の検討を行います。
線量の評価には、診断参考レベル;D R L(diagnostic reference level)というものを指標としています。
今回導入された被ばく管理システムはGEヘルスケア・ジャパン(株)「Dose Watch」です。この「DoseWatch」導入により、膨大なデータの線量管理・記録ができ、詳細な解析・分析・警告も可能になりました。また、これらの機能により、診断参考レベル(D R L)に適合し、適切な被ばくレベルを維持することができます。
「DoseWatch」を有効活用して、検査画質を損なう事なく被ばく低減と被ばく管理を行っています。
これからもスタッフ一同、必要最小限の被ばく線量で患者さんに安心して検査を受けて頂くよう努めてまいります。
         
                                              中央放射線科 相賀 仁

被ばく管理システム GEヘルスケア・ジャパン(株)「Dose Watch」
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