広島赤十字・原爆病院について
広島赤十字・原爆病院では、常備救護班6個班・災害派遣医療チーム(DMAT)2チームを擁し、災害備蓄倉庫の整備、各種訓練・研修等を実施し、災害時に即応できる体制を整えています。
常備救護班は、医師1名、看護師3名、薬剤師1名、主事2名を基本として編成しています。救護班要員として任命された職員は、1年間の任期の中で各種訓練に参加し、発災時には現場に駆けつけます。
DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持った トレーニングを受けた医療チーム」のことで、災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)と呼ばれています。
平成27年に東棟11階に整備された備蓄倉庫には、職員が災害時に着用する救護服や、持参する医療セットなどを保管しています。
災害 | 派遣期間 | 延人数 | 備考 |
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阪神淡路大震災 | 平成7年1月17日~ 平成7年3月12日 | 36名 | 救護班4個班24名 医療要員派遣9名 事務要員派遣3名 |
6.29豪雨災害 | 平成11年7月1日〜 平成11年7月4日 | 23名 | 救護班5個班23名 |
茨城県東海村 放射性物質漏れ事故 | 平成11年10月2日〜 平成11年10月5日 | 3名 | 救護班要員3名 |
西鉄バスジャック事件 | 平成12年5月3日 | 3名 | 救護班1個班3名 |
台風18号に伴う カンボジア船沈没事故 | 平成16年9月7日 | 4名 | 救護班1個班4名 |
新潟県中越地震 | 平成16年10月28日〜 平成16年11月3日 | 8名 | 救護班1個班8名 |
東日本大震災 | 平成23年3月11日〜 平成23年7月9日 | 109名 | 救護班8班56名 こころのケア要員11名 被曝健康アドバイザー15名 石巻赤十字病院業務支援要員25名 HICARE放射線量測定チーム2名 |
平成26年広島県大雨災害 | 平成26年8月20日〜 平成26年8月31日 | 40名 | 救護班6個班37名 支援員3名 |
平成28年熊本地震 | 平成28年4月16日〜 平成28年6月6日 | 32名 | 救護班4個班28名 救援物資輸送班1名 熊本赤十字病院業務支援要員2名 支部連絡調整員1名 |
平成30年7月広島県豪雨災害 | 平成30年7月7日〜 平成30年8月3日 | 45名 | DMAT 7名 救護班3個班23名 こころのケア要員4名 感染管理チーム4名 災害医療コーディネーター3名 災害医療コーディネートスタッフ4名 |
令和2年7月豪雨災害 | 令和2年7月13日〜 令和2年7月17日 | 9名 | 救護班1個班9名 |
令和6年能登半島地震災害 | 令和6年1月9日〜 令和6年3月29日 | 26名 | 救護班2個班16名 こころのケア要員1名 災害医療コーディネーター4名 災害医療コーディネートスタッフ4名 医療機関支援看護師1名 |